【書評】健康に長生きしたけりゃ、飯を食うな

こんにちは。

komaです。

突然ですが、皆さんは長生きしたいですか?

僕は、したいです(笑)

でもね、長生きしても、病気にまみれた体じゃ、

あまり人生楽しめませんよね。

そこで、元気に長生きできる方法が書いてある本、見つけちゃいました。

こちら。

  

  

タイトルが、怪しい(笑)

『無病法』ですよ??

「病が無くなる方法」ってことですよね??

うさんくせぇ。

 

でもね。

読んでみればわかる。

決してうさんくさくない。

いや、それそういえば前から言われてましたね。

っていう、そんな内容です。

 

さて、健康に長生きする秘訣。

 

それは。。。

 

「少なく食べる。」

 

これにつきるということです。

 

目次 

 

 

ルイジコルナロって誰?

著者のルイジコルナロは16世紀半ばのヴェネツィア共和国の貴族。

なんと、102歳まで生きた。

102歳ってだけでかなり長生きに聞こえるけど、そもそも中世ヨーロッパの平均寿命は男性で47歳(https://artoftheworld.jp/column/1925/)という話もあるので、普通の人の倍は生きていることになる。

すげえ。

しかも、病気まみれでなんとか102歳まで生きたわけではなく、至って健康体だったというから驚き。

本文にあるけど、ある日昼寝をしたら、そのまま起きて来なかったらしい。

 

しかし、そんなコルナロ爺さん、

貴族だけにとにかくお金持ちで、もう若い頃は酒にうまいものに女にと遊び放題だったそうです。

そんな豪遊生活がたたり、医者が見離したくなるほどの病気にかかりまくってしまいます。

それでも豪遊をやめず、体はボロボロに。。。

どんな治療を試みても、病状はまったくよくならない。。。

最後の望みをかけて、再度医者に相談したところ、あることを言われます。

 

 

コルナロの健康法

それは、「食を厳しく接すること」。

要するに、食べる量を減らせということ。

しかも、病気のときにしか食べないものをごく少量に限って食べろ言われる。

それまで豪遊していたコルナロはそんなことを言われてショックだったことでしょう。

それはたとえば、

毎日A5ランクの焼肉と、最高級のお酒を好きなだけ飲み食いしていた人が、

今日から食べていいものはおかゆと梅干しだけです。

それもお茶碗に1杯だけです。

と言われるようなもの。

しかし、それくらいの節制をしないと数ヶ月後には死ぬとまで言われます。

いやぁ、いくら命がかかってろとはいえ、ショックですよね(笑)

むしろ死んだ方がいいとさえ思う人もいるかもしれない。

 

しかしコルナロは自分の命を守るべく、

超少食生活に入ります。

 

少食にしてみたら

わらにもすがる思いで始めてみた少食生活。

しかしコルナロは、この生活が体にあっているのではないかと思い始めます。

そして1年後には、それまでのすべての病気が治ってしまったとのこと。

 

本当かよ。。。

 

それ以降、コルナロは、少食生活を実行し、

馬に引きずられて負った大怪我も短期間で治し、

不当な裁判沙汰に巻き込まれても精神的なストレスをほとんど抱えずにこれを乗り越え、

幸せなおじいちゃん生活を送ることになるのです。

 

ちなみに、コルナロおじいちゃんの食事は下記の通り。

 

パンと卵の黄身、肉、スープ、これらを一日に総量で正確に12オンス(約350グラム)、

ワインを14オンス(400cc)

これを1日2回に分けて摂っている。

 

食べ物は350グラムだけです。

僕はとても足りません(笑)

 

でもこの量をキープすることで、コルナロは健康的に長生きすることができました。

 

コルナロは一貫して、この本の中で、

とにかく食べる量を少なくしろと主張しています。

それしか言ってないと言っても過言ではない。

食べる量を少なくすれば、

病気にならず、精神的にも満たされた生活ができると言い切っています。

 

 

コルナロの講話と中倉玄喜氏の解説

この本はコルナロの講話と、中倉氏の解説がセットになって書かれています。

コルナロが生きた時代は16世紀の半ば。

当時と現代ではいろいろと変わってることもあるので、コルナロの健康法を現代にいかすにはどうすればいいかという話を、中倉氏がしてくれています。

 

 

終わりに

この本はとにかく、食べる量を少なくしろと言っています。

そうすれば、健康が手に入ると。

人によってどれくらいの量がいいかは千差万別なので、

トライアンドエラーを繰り返しながら自分に合った量を見つけていく方法があります。

僕も食べる量を減らしてみていますが、

以前よりも確かに体調はいいし、気分もいい。

たまに食べ過ぎることもあるけど、その場合は翌日何も食べないようにするとか、

バランスをとりながら少食生活を続けていけばいい。

 

これで僕も、健康的に長生きするぜ。

 

その他少食に関する本

今後ご紹介しますが、少食とか、少食健康法に興味ある方にはこちらもおすすめ。

 

『できる男は超少食』

 

 

不食という生き方』

 

『「空腹」こそ最強のクスリ』

 

『脳と体が若くなる断食力』

 

『空腹はなぜいいか?』