あのときの自分へ。今の自分へ。
30代。バツイチ。塾講師、フリーター。
こんな自分にも、正社員で働いているときがあった。
新卒で大手SIerに営業として入社。
すぐに大学時代から付き合っていた彼女と結婚をした。
娘も生まれた。
しかし、仕事が思うようにうまくいかず、
お酒に逃げるようになる。
嫁や娘には暴力こそ振るわなかったけど、
いろいろ迷惑をかけたと思う。
会社の人は誰も自分をわかってくれない。
嫁も自分のことをわかってくれない。
娘以外の人が、みんな自分の敵に見えた。
でも、それは違った。
自分がいちばん、自分の敵になっていた。
自分が自分をいちばん見下していた。
だから、あのときの自分に言いたい。
確かに仕事はうまくいっていないかもしれない。
でも、君はよくやっている。
君が思っているよりも、周りは君のことを想ってくれている。
君が自分を否定しているから、周りも自分を否定しているように見えるだけだ。
もっと失敗していい。
もっと周りに甘えていい。
世界は君が考えているほど厳しいものじゃない。
世界はもっと君に優しい。
だから、君がまずは君自身に優しくするんだ。
君が君自身を認めてあげるのだ。
今の自分は、あの時の自分よりも、自分を認めることができている。
あの時よりは、自分に優しくなっている。
でも、もっと優しくしてもいいんじゃない?
今でも君は十分頑張っている。
肩の力を抜いて、リラックスして、やりたいことをやってみよう。
君は、存在するだけで素晴らしいのだから。