【書評】空腹こそ最高のクスリ

こんにちは。

komaです。

今日ご紹介するのはこちらの本。

 

 

「空腹」こそ最強のクスリ

こんな人にオススメの本です。

・最近体調がすぐれない人

・中年に差し掛かり、そろそろ自分の体を気遣おうかなと思っている人

アンチエイジングに興味がある人

 

この本の著者は糖尿病などの生活習慣病専門の医師。

糖尿病患者にこの本に書かれている食事術を導入し、

インスリンや薬を使わない治療に成果をあげています。

自身も40歳の時に舌ガンを発症するも完治。

食事療法を実践して再発を防いでいます。

 

目次 

 

1日3食は食べ過ぎ

皆さんは1日何食とっていますか?

おそらく、1日3食とっているという方が多いのではないでしょうか。

しかし、この本では1日3食は多すぎると言っています。

人間が物を食べてから、消化するまでに約5〜6時間かかると言われています。

1日3食では食べたものを消化しきれないうちにまた食べ物が入ってきてしまう。

それは内臓に大きな負担をかけることになります。

それが積み重なり、体に不調をきたします。

 

1日16時間の空腹時間を作ることで細胞が活性化する

では、どうすればいいか。

答えは簡単。

物を食べない時間を長くすればいいのです。

この本では16時間の空腹時間を作ることを推奨しています。

ちなみに空腹時間とは、物を食べない時間のこと。

つまり、連続で16時間物を食べない時間を作るのです。

16時間物を食べないと体にどんなことが起こるのか。

この本によると、オートファジーという、人間の体に備わった機能が活発化するというのです。

オートファジーとは、古くなった細胞が、内側から新しく生まれ変わる機能のこと。

細胞が生まれ変わると、こんなことが起こります。

 細胞が生まれ変われば、体にとって不要なものや老廃物が一掃され、細胞や組織、器官の機能が活性化し、病気になりにくく若々しい体になるのです。 『「空腹」こそ最強のクスリ』 2019年 アスコム

 

ちょっと待って。16時間も物を食べないなんて無理だって?

そうですよね。

僕も最初はそう思いました。

しかし、この本によれば、この空腹時間は睡眠時間も入れていいというのです。

たとえば、8時間睡眠の人だったら、もう8時間は起きている時間に空腹時間を作ればいい。

睡眠時間の前後に均等に振り分ければ、寝る前4時間、起きた後4時間、ものを食べずに過ごせば、目標達成です。 『「空腹」こそ最強のクスリ』 2019年 アスコム

どうでしょう。これならできそうな気がしませんか?

しかも、空腹の時間を16時間作ることができれば、その他の時間は何を食べてもよし。

とても簡単で、わかりやすいルールです。

 

空腹で病気予防に

この本では、空腹の時間を作ることが、がん、高血圧、認知症、糖尿病、アレルギー、感染症の発生リスクを減少させる可能性があると言っています。

1日16時間物を食べない時間を作るだけで、これだけの病気の予防になる可能性があるのです。

 

終わりに

僕も1日16時間の空腹時間を作ってみましたが、

体調は良くなるし、気分も落ち込むことが少なくなりました。

しかも、空腹の時間以外は何を食べてもいい。

こんなにわかりやすくて、簡単な健康法はないのではないでしょうか。

皆さんも1日16時間の空腹時間、作ってみてはいかがでしょう。